スウェーデン語再習得中


かれこれ一昔前、スウェーデン、ヒッチハイクの旅をしていた。
そしてある切っ掛けでしばらく住み付くようになってしまった。

スウェーデンの老夫婦二人だけが住む家に一緒に住むようになり、起居を共にするようになった。
意思疎通のためには心で、ということも有り得たが、
やはりスウェーデン語で意思疎通を図るしかない。



わたしはスウェーデン語習得に一生懸命励んだ。
隣町の図書館に行って、スウェーデン語習得の本を借りてきた覚えがある。

英語、ドイツ語はそれなりに習得して知っていたので、
スウェーデン語はなぜかやってみるとそんなに難しそうには思えなかった。
が、次第に人々の間に深く入って行くとそれはそれは発音が聞き取れないという自分に直面した。



朝から晩まで家の中に居て、老夫婦の会話相手をしていたが、それも段々と飽きてきて、
外へと出て行って何かをしたいという思いが強まった。

何かアルバイトをしたい、滞在中に旅費稼ぎをしたいと思った。
そんなわたしの思いを知って、老婦人のマリアさんは近くの町で職探しをしてくれた。

市内のレストラン、キッチンで約一ヶ月間、洗浄アルバイトがあるという情報を得た。
実はその仕事をしている女性が一ヶ月間夏の休暇を取って、アフリカへ行ったとか。
その彼女の埋め合わせとして誰かを探していたとか。

ちょうどうまい具合にわたしの思いが通じたかのように、仕事、アルバイトが見つかった。

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