エドワルド・ムンク Edvard Munch, den ensamme

昔昔、スウェーデンに滞在中、滞在宅で見つけた新聞の中にムンクについての記事。
スウェーデン語もままならぬまま、スウェーデン語を独習し始めていた。

その新聞記事を藁半紙に書き写していた。そして解らない単語には赤ボールペンで
英語相当語を付記し始めていた。が、解らない単語の多さに圧倒されて次第に難儀を感じ、
いつの間にかスウェーデンを書き写し続けることに終始していた。

当時の記事は今日までずっと手元に残してあった。今はオーストリアに住んでいる。
長らく忘れたままであったが、ひょんなことで思い出し取り出して読み始めた。どんな
内容の記事を描いていたのか、改めて読み返してみると何となく分からないでもない。
日々日々のスウェーデン語学習の成果が確認できるようになったのだろうか。

当時のスウェーデン語、当時であろうと今日であろうとスウェーデン語はスウェーデン語に
変わりはないのですが、その間少しは進歩が見られたのかもしれない。
自分なりに日本語訳することにした。

誤解して誤訳しているかもしれません。どなたか指摘して頂ければ幸いです。
これも私のスウェーデン語習得途上中の一過程と捉えています。誤訳していれば
遅ればせながら追って訂正することに吝かではありません。


EDWARD MUNCH, den esamme

---Jag har bara mina bilder. Utan den är jag ingenting.
Så sa ofta den geniale norske konstnären Edvard Munch.
Hans liv war fyllt av ångst, misstro och ensamhet. Han längtade efter
gemenskap, men orkade inte med besök. Han var rädd för kvinnor,
därför gifte han sig aldrig. Så förblev han ensam större delen av sit
liv. I stället för barn omgav han sig med tavlor.
En drygt 3 timmar lång film om hans liv kommer i TV2 den här
veckan, uppdelad på två kvällar. AV ANNA MARI LINDH


私のスウェーデン語解釈
den ensamme
bara ,only
mina bilder, my paintings
utan, without
ingenting, nothing
konstnären、the painter
fyllt av
ångst, anxiety
misstro, mistrust
ensamhet, lonliness
ängtade efter
gemenskap, fellowship
orkade, 動詞 orka  の過去形、manage
besök
rädd för
kvinnor
därför
gifta sig
aldrig
förblev
större delen av sit liv, greater part of his life
I stället för , instead of
omgav sig
tavlor
drykt
den här veckan, this week
upplade
kvällar, evenings,


日本語私訳:

エドワード・ムンク 孤独家

「・・ぼくには自分の描いた絵しかない。この絵なくしてはぼくは無だ。」
そのようにノルウェーの天才画家、エドワルド・ムンクはしばしば語った。
その人生は不安、疑惑そして孤独に満ちていた。彼は人との付き合いを
求めていた、が誰かが訪問することに我慢できなかった。女性が怖かった、
だから結婚は一度もしなかった。以て人生の大部分は一人切りのままであった。
子どもたちの代わりにキャンバスに取り囲まれていた。ムンクの人生について
3時間以上も続く映画が今週、スウェーデン第2テレビ局、TV 2 で二晩に
渡って放映される。(アナ・マリ・リント記)


コメント:
私は、当時、その晩、このテレビ番組をテレビの前に一人腰掛けて見ていたと
記憶しています。映像は見ていれば何なのか想像できますが、スウェーデン語の
ナレーションは本当のことを言って何にも聞き取れない、つまり理解できない。
理解しようとする意思、理解したという思いはとっても強かったのですが、
就寝前他にすることもなかったし、スウェーデン語を早く物にする自分なのだ、
としばらくは我慢して見ていました。見続けていれば段々と分かり始めるだろう
と自分に発破を掛けていたのだと思います。

何年か前、ユーチューブで同テレビ番組の映像を見たときにはとっても驚きました。
当時からもう何十年と経過していた。今もそのまままだ置いてあるのか、見れるか、
それは分かりません。まだ確認はしていません。
ムンクの暗い人生、映像も気が滅入るかのように暗いものだったように感じた。
それはスウェーデンで見たときの印象でもありましたが。



つづく

スウェーデン語再習得中


かれこれ一昔前、スウェーデン、ヒッチハイクの旅をしていた。
そしてある切っ掛けでしばらく住み付くようになってしまった。

スウェーデンの老夫婦二人だけが住む家に一緒に住むようになり、起居を共にするようになった。
意思疎通のためには心で、ということも有り得たが、
やはりスウェーデン語で意思疎通を図るしかない。



わたしはスウェーデン語習得に一生懸命励んだ。
隣町の図書館に行って、スウェーデン語習得の本を借りてきた覚えがある。

英語、ドイツ語はそれなりに習得して知っていたので、
スウェーデン語はなぜかやってみるとそんなに難しそうには思えなかった。
が、次第に人々の間に深く入って行くとそれはそれは発音が聞き取れないという自分に直面した。



朝から晩まで家の中に居て、老夫婦の会話相手をしていたが、それも段々と飽きてきて、
外へと出て行って何かをしたいという思いが強まった。

何かアルバイトをしたい、滞在中に旅費稼ぎをしたいと思った。
そんなわたしの思いを知って、老婦人のマリアさんは近くの町で職探しをしてくれた。

市内のレストラン、キッチンで約一ヶ月間、洗浄アルバイトがあるという情報を得た。
実はその仕事をしている女性が一ヶ月間夏の休暇を取って、アフリカへ行ったとか。
その彼女の埋め合わせとして誰かを探していたとか。

ちょうどうまい具合にわたしの思いが通じたかのように、仕事、アルバイトが見つかった。

続きを読む

スウェーデン語に新「人称代名詞」がデビュー


スウェーデン語に 人間性別無差別無頓着の新「人称代名詞」がデビュー

スウェーデン語には「彼」そして「彼女」を示すことばの他に今回公式にジェンダーニュートラルな人称代名詞が存在することになった。

スウェーデンの言語擁護者たちはこの小さな一語「hen」をスウェーデンアカデミー語彙リストに採用した。



hen ですか!? 日本語の感覚からすると hen は 変だぞ(笑)

これでスウェーデン語外国学習者の負担がちょっと増えたかもしれませんね。

因みに今までもずっと続いてある「彼」 は スウェーデン語で han です。

「彼女」は hon です。 

で今回は hen が加わったという次第ですね。

han hon hen  初めての人にとってはちょっと混乱するかもしれませんね。


Schweden erfinden neues Pronom für alle Geschlechter
In der schwedischen Sprache gibt es jetzt neben den Wörtern für „er“ und „sie“ offiziell ein geschlechtsneutrales persönliches Fürwort. Schwedens Sprachhüter nahmen das Wörtchen „hen“ heute in ihre Wortliste „Svenska Akademiens ordlista“ auf. Schweden erfinden neues Pronom für alle Geschlechter記事文解説→ http://orf.at/#/stories/2273584/ 15.04.2015 から。

続きを読む